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遠い約束(24) [のだめカンタービレ二次小説]

「本当なんデスね?夢じゃないんデスね」

のだめは涙を流しながら聞いた。

「本当だ!俺はいつかおまえと約束した事を

果たしたい」

「覚えていてくれたんデスか?」

「ああ勿論だ、いつか俺とおまえと子供たちで競演しようと二人で

随分前に話したよな」

「・・・・もう叶う事はないと思っていました。でももしかしたらって・・・」

のだめは両手で顔を覆うとそれ以上言葉にならなかった。


「千秋くん、此処じゃなんだから家でゆっくり話したらどげんね」

辰男が穏やかな表情で言ってくれた。

横の洋子はまだ納得がいかないように見えた。


千秋はのだめの少し細くなった肩を抱きながら歩いた。

まだ信じられなかった、

腕の中にのだめがいる事が。


「真理恵を抱いてあげて下さい」

「ああ」

突然、現れた子供だが不思議と愛しいと感じる。


家に戻ると峰の腕の中で真理恵は安心したように眠っていた。

「おかえり」

「峰くん、重かったでしょう。ごめんなさい」

のだめは慌てて真理恵を抱きかかえようと両手を出した。

「虎で慣れてるから大丈夫だ。それより女の子って軽くて小さいんだな。

虎じゃ、こんな風に穏やかに寝てくれないから羨ましいぜ」

千秋は虎太郎が夜鳴きをして峰が困ってるいたのを思い出した。

「清良さん、元気デスか?」

「ああ、世界中飛び回ってるよ」



こんな風に話してると学生時代に返ったみたいだ。

あれから何年も経っていないのに随分昔のようだ。



のだめと交わした約束はすぐには果たせないけど

そう遠くない未来に叶うだろう。

いくつか問題はあるけど俺はきっとそんな事は

越えていけると思っている。

何故なら俺はのだめが横にいない事以外

恐れるものは何もないからだ。








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